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AI世代格差
AIが話題になっていますが、ChatGPTなどの生成AIを、使っている世代について調査があり、使用者の8割が35歳以下とのことです。20代の方たちをZ世代と称しますが、この世代は当然のように生成AIをプライベートやビジネスに活用しているとのことです。 3年ほど前にオープンAI社がChatGPT3.0を発表し、少しの期間で利用者が1億人を突破したとの報道で、その後も利用者は増え続け、ビジネス分野では業界の専門性を有したChatbotが開発されています。 さて、生成AIのビジネス分野に対する適正ですが、すべでの業務にすぐに対応できるのではなく、使用者側が自社の業務で適正を探すことから始めることになります。例えば、商品開発や事業の計画を作成する場合には、事前に対象となるマーケットで一次調査をしますが、これが生成AIでは、ほぼ瞬時に多方面の過去データを収集することができます。またそれらのデータを収集し要約することで対象分野の状況を容易にまとめることができます。 またコンテンツ制作分野では、題材に必要な素材の文章や画像などを準備しますが、生成AIではいくつかの適切な指示文を提示することで、容易に文章や画像、イラスト案を作り出すこともできます。これら素材を活用して、パンフレットやHP等のデザインや動画を作成することもできますので、従来の工程に比べて飛躍的にコスパが向上します。また物語や小説また絵本もつくることができますので、文章を書くことやイラストを描くことが苦手な方にとっては朗報になります。 さらに生成AIにチャット機能を付加すると、誰とでも会話をほぼ自然な口調でできるようになりますので、身近に「ドラえもん」がいるような感覚になります。おしゃべり相手にもなり、ちょっとした相談から暇つぶしもできるようになります。高齢の一人暮らしの方には、話し相手と共に、安全確認にもなり、頼もしいサポーターになってくれます。 このようにアニメの世界が現実になり、世代を超えて便利なツールになってきています。機会があれば触れてみることで、戸惑いは解消され、新たな日常が拡がるかも知れません。 障害者の就労支援にも生成AIは大いに活用できますので、就労訓練や日々の支援に的確に活用できるように取り組みを始めています。障害者の就労を支援する就労系福祉は、従来福祉の属人的な働き方から、ICT機器や機能を活用した未来型へ変革し始めています。