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電動ろくろ体験イベント

5月8日、近鉄奈良駅から歩いて20分程行ったところにある「ならまち万葉陶芸教室」さんに電動ろくろ体験に伺いました。住宅街に突然出てくる陶芸作品の数々に「こんなん作れるの?どうやって?」と始まる前からみなさん興味深々な様子でした。
みなさん初めての方が多かったのですが、丁寧に教えていただけました。
焼きあがった時に罅割れを起こさないように土を捏ねるところから始め、土を均すための鹿の皮や粘土を切るための糸等日常では使わない道具を使う場面や、器の形を成形するためには指先の絶妙な力加減が必要となり、「難しい。」と言いながらも、土の独特な感触や器が出来ていく工程を楽しまれていました。「これを作る!」と決めている方、土を捏ねてたまたまできた形から「○○みたい!」と発想を膨らませる方…様々な方法で作れることも魅力の一つだと感じました。陶芸教室の先生は気さくな方で時々冗談を交えつつ「作品が出来ても出来なくても泥遊びを楽しんでくれたらええ。」と話してくださり、陶芸の土でお寿司を作ってくれていました。泥を落とす際の手洗い場の水は井戸水を機械で汲み上げられているもので、とても冷たくて気持ちよかったです。陶芸教室の方が井戸のなかもみせてくれて、苔むした深さ8mの井戸に思わず皆から感嘆の声が漏れていました。
作品ができると、それぞれサインをいれ器の色を決めます。そこから焼き上がりに2~3か月・・・と聞くと「そんなにかかるの?!」と驚きの声が上がっていました。帰り道では焼き上がりの様子や、使い道等思い思いのことを話していました。みなさんが一所懸命に作った器の完成が今からとても楽しみです。

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