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障害者福祉サービスNOW

退院してから2週間が経ちました、おかげさまで徐々に体力も回復してきましたが、同時に年齢が原因で肺炎になったことの重大さを痛感することになりました。免疫力が低下し必然のようにこの病気になる、これが老化の顕著な表れとのことです。ご心配をおかけしましたがこれからは皆様や家族の助言を受け入れて、真摯に日々の活動に取り組みたいと考えています。

障害者福祉サービス事業は、私どもが取り組んでいる福祉事業ですが、現在は単に福祉事業ではなく「福祉サービス事業」となります、大きな違いは利用者が福祉事業所を自由に選択し利用することができますので、一般のサービス事業のように「客と事業者」との関係になります。制度の趣旨としては、従来の福祉事業より数段高度な福祉支援を求められていることになります。現在、福祉事業所を利用する際は料金が発生し、大半は税金で対応することになり、名目も「支援給付費」になり、利用者の利用頻度に応じて事業所に支払われます。

障害者自立支援法(現在の総合支援法)が実施されたことで、福祉事業が支援給付費に相当する成果を利用者に提供することが義務付けられ、利用される障害者の立場になって、適切な支援をすることになります。福祉支援の手順は、利用開始時に本人の障害特性や思いと福祉事業所の役割をマッチングするために計画相談を行い、利用が開始されますと日々の訓練の成果や課題を集計・分析して今後の支援を個別支援計画書として作成します。

職員は概ね数人の利用者を担当しますので、日々の利用状況や多様な訓練の適応性、また障害特性の言動や態度、継続性などを確認し記録していきます。目標は働く準備を整えて就職することになります。

福祉サービスを担当する職員にとって大切なことは、一般のサービス事業と同様に、利用者の日々の細かな成長や戸惑いを見極めることになります、そのために絶えず現場での気配りが求められ、この緊張の連続が今の障害者福祉サービスになります。

支援給付費に見合うサービスを提供するとは、利用者の特性や思いを考慮して、成果を示すことになります。このように新たな福祉が始まりましたので、私どももこの趣旨に沿って職員の育成と福祉サービスのさらなる充実を目指していきます。

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