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記帳代行!ぷろぼのアカウントセンター
障害者が福祉支援を受けながら“働ける会社”を作りたい、これが長年の目標でした。就労移行という障害者の職業訓練の事業をしていますが、障害特性や景気の動向などで適切な職場が見つからない場合が多くあります。訓練を終えて、就職の準備ができても就職先が見つからないのは、つらいことです。この“働ける会社”は、長くここで働くことを目的にしている方や、ここで実務経験を積んで、一般企業の就職を目指している方などがいます。新たな就職先が見つかるまでの実践育成の場でもあるのです。
「ぷろぼのアカウントセンター」(Pac)は、障害者が“働ける会社”です。主な業務は、帳票類の記帳代行です。領収書や口座通帳の入出金記録に勘定科目を決める仕訳をします。次に弥生会計のフォームに金額と摘要を入力します。お客様は会計事務所や商店さんです。
この業務は2つの大きな成果が求められています。
・1つは、記帳データの正確性です。
伝票は数字の分かりやすいものだけではありません。また手書きのものもあります。
これらを判断して間違いのない入力が求められています。
・2つは、資料やデータの安全性です。
会社様の大切な資料を一定期間お預かりするので、外部に持ち出すのではなく、専用ルーム内で特定の作業者だけで行うようにしています。
資料の管理には最大の注意とミスを起こさないシステム化が必要となります。
現在、記帳代行の業務は中国やインドに流れています。海外に記帳代行センターが作られています。価格メリットが大きいと言われています。
今回、すべて国内で本格的に記帳代行を行える事業所をつくりました。1年以上の準備として、障害者のITや会計のトレーニング及びビジネスマナーの訓練をしてきました。正確でスピーディな記帳業務ができる体制ができました。初期段階から税理士の方の協力をいただきながら進めてきました。これからは現場で実践をしながら、さらに大きく成長できるように頑張っていきます。