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福祉は長い付き合い

先日来、九州をはじめ全国でゲリラ豪雨が発生しました、犠牲になられた方や被災された方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。数年前に奈良の南部地域でも悲惨な豪雨災害がありました。気象庁はその度に観測史上初めての、予測できない事態との報告をされます。それほどに自然の力は人が計り知れない雄大さと瞬発性を持っていることを感じる機会になります。教訓から人はけっして自然に抗うことでなく、上手に付き合っていく術を学ぶべきだと感じています。

「ぷろぼの」では、このところ職員の結婚の報告が相次いでいます、11年前に法人を作り採用を始めたときから、いずれは彼らが結婚して奈良で家庭を築いてくれることを願っていました、「ぷろぼの」にとって職員の皆さんが、人生の多くの時間を一緒に歩んでくれることが最大の喜びなので、ようやくその時が来たことに感謝しています。

先日、長く奈良で会社経営をされている方から、社員の子どもさんが成人し自社の採用試験に来てくれたとの報告をお聞きしました、とてもうれしそうに話されていたことを思い出します、「ぷろぼの」も、結婚された職員のご子息が、成人しここで働ことを希望してくれることを楽しみにしたいと思います、そのためには、彼らに選んでもらえるような福祉施設になれるように頑張っていきます。

少し前の日本には「職住近接」がありました、これは自宅と職場が近いとの意味ですが、私の田舎では工場に勤めている方は数キロほどの距離を自転車で通勤していました。それがいつの間には、電車が整備され、自家用車の普及と共に「職住分離」になり、不動産の広告にも“都心に通勤1時間圏内で最適”、などの表現がされるようになり、満員電車や道路渋滞を克服して通勤するガンバル社員像がつくられました。

奈良も多くの方が大阪や京都に通勤され、郊外型住宅地になっていますが、高齢化が進むにつれて、定年後は地元で働くことを選ぶ方、育児が一段落された主婦の方や卒業した若者も地元での仕事を希望する方が増えてきました。

福祉はこのような方が快適に働くことができる職場になります、業務も介護だけでなく、就職に向けたPCの指導、コミュニケーション訓練、就職先の企業との調整、体調管理、メンタルサポート、農業指導、食堂運営など、多彩になっています。福祉は地域で最も大切な事業なので、今後もみなさんが地元の福祉で働きたいと希望してもらえるような活動を推進していきます。

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