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福祉とPマーク
もうすぐ桜の季節、奈良も昨日から一段と暖かくなりましたので、自宅近くの佐保川岸の豪華な桜を少し早く楽しむことができそうです。福祉はいつものように事業のまとめや各種報告書の作成など、日々あわただしさが増しています。特に新年度から障害福祉制度の大幅な改定がありますので、その対応に苦慮していることころです。
近年、福祉分野でも情報の管理や活用、個人情報の保護など総合的な管理体制の整備が急がれています。ぷろぼのの次年度の目標の一つにプライバシーマーク(Pマーク)の取得があります、これを達成するために、法人内の規約の整理や支援記録など情報の流れや決済手順の明確化が必要になり、また利用者や職員等の個人情報の管理もこれまで以上に細やかな配慮が求められるようになります。また働く場の事業でもクライアントからの依頼要件に徐々に詳細で秘密性の高いものが増えてきていますので、その管理も必要になります。
これらを福祉の現場でスムーズに遂行するために、各種書類の整理からPC内データの統一、外部との連絡記録の認証と管理なども対象になります。ITやネットワーク化が進むことで業務を効率的に行える反面、かえって取り扱う項目が複雑になり、職員の業務をさらに増やすことになる懸念もありますので、簡便に活用できる仕組みや運用法を構築することが求められます。
これまで一般的な福祉施設では現場での細やかなで喫緊の対応が主になりますので、職員の机に書類やファイルが山積みになることやPC画面を表示したままで離席することがありました、また情報管理に精通した職員を配置できないことで情報管理の対応が遅れてもいます。
福祉施設は、すべての業務や管理について「善」の精神がありますので、情報の漏洩や悪用などをそもそも想定していなかったのですが、今日、SNSの普及などで個人でも情報の集約や公開ができるようになったことで、不可抗力で情報が拡散することも想定しておく必要が生じました、このような事態を防止し保護する観点からも情報の管理体制を急ぐことになりました。