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奈良の就活
奈良も連日猛暑が続いています、水分補給などくれぐれも健康に留意してお過ごしください。
奈良県労働局から求人・求職者情報が毎月公表されます。求人の職種は、専門職、保安、運送、建設業が多く、特にサービス業は求人数2,789人に対して求職者数959人であり、求人倍率2.91倍になり、他の分野でも1.6から4.3倍になっています。一方、求人が少ない分野では、清掃、運搬業が求人倍率0.6から0.3倍で特に事務職は求人数1,057人に対して求職者数3,051人もあり、求人倍率は0.35倍になり、他の業種に比べて異常に低く、ここからも奈良の業種の傾向を垣間見ることができます。
障害者就労の分野では、これまで体力が求められる割には対価が低い職種は、主にシルバーや中高齢女性が担っていましたが、彼らが外食産業などのサービス業に就くようになったことで人材不足になり、清掃や除草、農業補助などの依頼が増えてきています。
奈良県は大阪や京都の郊外に位置しており、都会で働く方の住宅地になり、平均で約3割の方が県外に働きに行かれています。日常の買い物も高いものは大阪で、日常品は地元で購入する傾向がみられます。企業が少ない奈良県ですが、それでも大和郡山市に県内を代表する昭和工業団地があります、機械、金属、化学、食品製造から、運輸、物流、小売やサービス業など150社ほどの大規模から中小の企業が集っています。昭和38年に設立され景気動向に影響されながらも大規模な工業団地に成長しています。特に近年、大阪や名古屋の基幹道路になる西名阪自動車道や京奈和自動車道のインターチェンジが新設され物流拠点としての役割が重視されています。
この昭和工業団地の協議会様から9月に就職説明会を開催する旨のお話をいただきました。昨年から就職説明会がはじまり参加企業も十数社になりそうです。数回の打ち合わせを経て当日の内容が具体的になってききました。特に団地内には障害者雇用に積極的に取り組まれている企業もありますので、これを機会に多くの企業が障害者雇用に取り組んでいただけることを期待しています。
4月から障害者雇用率が2.0から2.2%になり大阪の大企業から障害者の雇用についてのお話を多くいただいています。通勤が可能な方にはこれらの企業を紹介しますが、通勤に課題があり奈良で働きたい方は地元企業を希望されますので、このような就職説明会が頼りになります。これからも地元企業の障害者雇用が闊達になりますように支援させていただきますのでご協力の程お願いいたします。