ブログ
オージス総研様から感謝状
奈良県の新しい公共の助成を受けて、7月から本格的に「福祉3R事業」がスタートしました。主な業務は中古パソコンを再生してリユースパソコンとして、福祉施設や市民団体に活用してもらうことです。昨年秋からこの事業の準備を始め、特に大阪ガスグループのオージス総研様より、多くの支援をいただいて今年ようやく事業がスタートしました。
当初オージス総研様より17台の中古パソコンの寄贈をいただき、再生作業が完了し、10月から正式に2年間の無償レンタルを開始することになりました。レンタル先は、奈良県内の市民活動団体、老人介護施設、障害者施設になります。無償レンタルを2年間に限定している理由は、使用が終了した時点でパソコンを廃棄するのではなくて、資源の再利用を目的に“マティリアルリサイクル”ができる吉野地域でリサイクル事業をしているKNI様に直接お渡しすることにしているからです。
またオージス総研様より多くの中古パソコンのメンテナンス業務をいただき、この間作業を行いました。作業は、職員と障害を持つ訓練生2名の構成で、細かな作業マニュアルやチェックリストなどの作成に取り組んできました。主に、機器の汚れやほこりをとるクリーニング、OSやアプリケーションソフト、ドライバーソフトなどのインストール、メモリーの増設、リカバリーセットの作成、動作確認、説明書の作成、梱包、と多くの手順があります。ほぼ6か月間の訓練で完璧に作業ができるようになりました。現状では不具合の症状を判断するなどの高度な作業もできるようになっています。
9月2日にオージス総研様の「はじまるくん寄贈プログラム」として、80台のリユースパソコンを近畿一円の75の福祉施設に寄贈される、贈呈式がありました。その場で80台の中古パソコンのメンテナンス業務を行った、「大阪ITステーション」さんと「ぷろぼの」にオージス総研の平山社長から感謝状が贈られました。これは現場で頑張っている訓練生にとって、とても名誉であり、励みになります。
この福祉3R事業は福祉施設や市民団体との連携、連帯づくりを目指しています。これからも奈良県の福祉活動がさらにレベルアップするために尽力したいと考えています。