ブログ

うれしい便り

春の訪れと共にうれしい便りが届きました、昨年夏に障害のある子どもたちといっしょに中古PCの修理をするワークショップをしました。修理を終えたPC数台をNGOにお願いしてカンボジアやフィリピンに寄贈しました。それが現地の学校で活用されているとの連絡をいただきました。ワークショップに参加した子どもたちには初めての国際貢献になり、ご家族の方からも喜びの声をいただきました。この取り組みは法人の若手職員たちが多忙の間に計画してくれました。日々の福祉事業と共に視野を地域や海外に向けた活動も法人にとって大切なものになってきています。

年度末のこの時期には、本年度の事業や活動の報告をまとめ、新年度の計画づくりを行います。概ね12月から準備を始め年度内の事業状況の確認や利用されている方の意識調査をしています。全事業部からの思いを100ページほどの報告書にします。これは福祉の現場で活躍する職員で構成する委員会が主体的に取り組んでいます。

今回から計画づくりにSWOT手法を取り入れ、法人の強み、弱み、環境要因などをみなさんで話し合って項目にしていきました。事業部によっては多岐に広がる内容になりますので、担当者たちがそれを踏まえて、実施する必要性の高い順に項目を選択して計画にしてくれています。

法人の組織は職業訓練を担当する5か所の就労移行事業所、働く場をつくる2か所の就労継続事業所、障害のある子どもたちの社会スキルを育成する2か所の放課後等デイサービス事業所、グループホームや法人の総務事務全般を担当する事務局で構成されています。各部署には数名以上の職員が配属されていますが、彼らが日々感じたこと、必要と認めたこと、将来に希望することなどを計画してくれています。

具体的な取り組みとしては、今後さらに細やかな利用者対応に心がける、法人の活動を広く知ってもらうために出前講座をする、関係機関と連携してロボット制御プログラムを導入する、ストレッチやジャグリング等で心身の強化を図る、女性職員の育休取得や職場復帰の環境を整備する、京都や大阪にもPRする、等まだまだ多くの楽しくて重要な案が出てきています。法人の理念に“古都奈良を大切にします、福祉ごころを育みます”を掲げていますが、このところ穏やかで、温かい表情や態度の職員が増えてきたように感じています。これが念願の「チームぷろぼの」の誕生と期待しています。

Page Top