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納得感
奈良も毎日猛暑の日が続いていますが、福祉サービスを利用されている皆さんは、元気に来られています。特に就労移行や自立訓練事業を利用されている方は、最大2年間しか利用できないので、それぞれに社会的参加や就職への道筋を明確にして、自立や就職のための準備をされています。就労系福祉の支援は概ね、職員が利用者から障害の程度や就職への思いをお聞きして、希望に沿うことができる職種や企業を選択することになります。企業が求める業務は、製造、農業及び事務分野で生じる作業系のお仕事と制作や開発業務になります。作業系のお仕事は、製品の分解や組み立て、梱包、配送などがあり、農業では草刈りや公園の管理などがあります。また事務系の作業にはPCを使ってECサイトの商品情報の更新や書類などをタイピングすることや、画像上の特定シーンや対象物にラベリングすることがあり、ハード面ではパソコン本体の環境整備のためにハードディスクやメモリーの設定もあります。また事務所や宿泊施設などの清掃作業もここに含めれます。大半の業務は事前に決められたマニュアルに従って時間内に仕上げることが求められます。 制作や開発業務は、専用のアプリケーションプログラムを使って、メタバース空間にバーチャルシーンを作り出すことやそこで登場するアバターをデザインすること、またPEPERなどロボットの動作演出プログラムの作成があります。またホームページの制作ではWordPressなどのCMSで本格的にデザインすることもあります。 概ね、今の時代の業務は単独で取り組むことは無くて、数人のチームで共同して実施することになりますので、仕事の現場ではお互いを思いやるビジネスマナーが求められます。それそれが役割を持って業務を担当しますが、皆さんが同じように仕上がることもないので、遅れている方や途中で再検討される場合もありますので、みんなで業務の進捗を確認することが求められます。 企業の障害者雇用も徐々に変化しており、障害者雇用率を達成すればいいとの考え方から、戦力になる方の採用が増えてきました。そのために事前に働くための準備をして得意なことを身につけることが必要になります。就職が決まれば勤務時間にもよりますが、概ね20万円近くの給与を得ることができます。社会保険や交通費などの手当も用意されています。就労系福祉事業を活用して、人生設計に適した準備をされることをおすすめします。