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今、できることから

総務省の 令和4年 情報通信に関する現状報告、から情報通信の利用状況調査によると、情報端末の世帯保有率は、「モバイル端末全体」で97.3%であり、その内「スマートフォン」は88.6%、パソコンは69.8%となっています。またインターネット利用率(個人)は82.9%で、端末別の利用率(個人)は、「スマートフォン」(68.5%)が「パソコン」(48.1%)を20.4ポイントも上回っています。昨年の調査ですでに個人利用ではスマホの普及と利用が拡大していることになります。 昨今では、デジタルnativeをZ世代と称して、情報端末を仕事だけでなく、生活面にも活用していることが話題になっています。この世代の人たちは物心ついたときに、スマホやWebが整備されており、日常的に多くの情報に触れ、それが当然のように活用されています。幼児が母親のスマホを操作して、Youtubeの子ども向けの動画をいつでも好きなときに観ることができるようになっています。幼い指でアイコンを操作して、いくつかの番組サマリーから観たい番組を選択しています。 最近、フリースクールの可否についてある自治体の首長の発言が問題視されていましたが、その際に通常の学校に行くことができない子どもたちにとって大切な居場所であり、新たな学びの場にもなっているとの意見が多くありました。一方で通常学校に通学することが満足できなくて、自由に科目が選択でき、しかもフリースクールの運営にも関わることができることなどから、親御さんも利用を推奨することも顕著になってきました。徳島県神山町に「神山まるごと高専」が新規に開校しました。15歳から テクノロジー×デザインで人間の未来を変える学校として、起業家を育成することを目的に40人定員で全寮制、学費は補助があり無料になるとのことです。 ここにきて、従来の社会や仕事に対する価値観が大きく変化しています。子どもたちは以前に比べて早期に社会性を身につけ、多くの学びの機会を得て、成長しています。中高生はまだ子どもだとの認識は薄らいできています。人が生まれ、成長するためには多くの知識を学ぶことが必要なので法律では成人を20歳にしてきましたが、すでにこの定義も曖昧になってきています。これからの時代に大人が準備することは、年代差を超えて、謙虚に誰からも学ぶ気持ちを持つことだと感じています。

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