ブログ
感謝とお礼
奈良は24節季が似合う町です、紅葉が終わると木枯らしの音が楽しめ、寒空の満月に白菜鍋と熱燗があればさらに趣が増してきます。今年も仕事納めになり事務所にお疲れ様との思いを伝えて、このブログを書いています。デルタに始まりオミクロン株に翻弄された今年でしたが、それでも幸いにも特段のトラブルもなく粛々と福祉活動を続けることができました。多くの方が就職を目指して利用され、それぞれの道を進んでいかれ、さみしさと共に“がんばれ”の言葉で送っています。
夏のオリパラから障害者スポーツの注目が高まりました。開会式の車椅子の少女の舞に始まり、水泳、陸上、ボッチャー、激しいタックルの車椅子ラグビーなど多くの競技がありました。開催が1年延期になったので体調の維持やモチベーションを保つことが大変だったと思いますが、アスリート魂でしょうか、最高のコンディションを当日に合わせる努力に感服しています。金メダルの選手だけでなく皆さんにエールを送り、また感動をいただいたことに感謝を伝えたいと思います。
コロナの影響もあり、働き方改革の後押しもあって、多様な働き方が提唱されました。大手企業ではテレワーク就労が普及し、本社を地方に移転することとやワーケーションで部署を地方サテライトにすることも盛んにニュースで報じられました。また雇用形態も従来の年功序列、終身雇用を称した「メンバーシップ雇用」から専門性を労働化する「ジョブ型就労」も示され、勤労の堅苦しいイメージが働く人が主体になる印象が強くなりました。
障害者の就労支援も同様に企業の採用条件を満たすものを採用するとの企業主体の「雇用」政策から、働く方の能力や思いに適応する働き方「就労」へと変移する兆候が見えてきました。これはまだまだ具体的ではありませんが、働くことが労働者側のものになってきたことを意味しています。企業が各種手当を支給することに始まり、パート等の短時間就労、またテレワークやサテライト就労から請負型就労スタイルも出てきました。一部にその趣旨を間違えて、企業の適当な都合でこれらの制度を取り入れている事態も生じてはいますが、自然に淘汰され、本来の就労形態になることを期待しています。
今年も社会福祉法人ぷろぼのは、障害者福祉の就労支援事業を主に社会福祉活動に取り組んできました。皆様の温かいご支援とご理解をいただきましたことを感謝いたします。
来年もよろしくお願いいたします。