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この時期の福祉

大寒、最高に寒いですね、野菜は完全に凍っていますので、これが繰り返されると徐々に枯れていきます、春には鳥にも分けることができないほど我が家の野菜不足が深刻になります。

昨日、雪を心配しながら静岡県湖西市にお伺いしました。静岡県中小企業団体中央会 西部事務所主催の「誰もが活躍できる社会を目指して」~障害者が働きやすい仕組みづくりのためのセミナー~湖西市商工会の会場で開催された講座で少し話をさせていただきました。主に地域の中小企業の方が20名ほどお越しになり、異業種が参加した福祉型事業協同組合「あたつく組合」の設立から事業内容、課題や今後の取組などになりました。湖西市は浜名湖の西部に位置し大手自動車関連企業が多くある地域で産業の活性とエネルギーが集積した地域になります。これから中央会様が主に、元気な中小企業や福祉が連携することで新しい産業を生み出す可能性を感じることもできました。

この時期は「福祉」では年度の総括と次年度の計画づくりをすることになっています。ぷろぼのでも定期的な会議に加えて拡大戦略会議を開催し各事業の担当者が一同に集まって意見交換をします。現状の認識について意見を述べ、他の部署から客観的な感想や提案をもらうことになります。数回の会議を重ねて3月下旬には大筋の計画書と予算書が作成されます。福祉活動は日々の積む重ねが少しの成果を確認できるほど根気のいる仕事なので、どうしても数字で示すことが難しいことや一面的な理論や方策では定義できないこともありますので、それらを理念や思いとしてまとめることになります。

テーマは「育てる福祉」を実現するための事業の充実化になります。近年、福祉もサービス事業に位置づけられたことで、事業や活動の見える化が求められ、一般企業への就職者数や働く障害者の給与や工賃額及び訓練や支援の成果や評価についても提示が求められます。福祉の取組について段階を追って資料としてまとめることの大切さも感じていますので、ぷろぼのは日々の訓練の成果や課題などを詳細に記録する取組をすでに5年ほど行っています。これも大切なノウハウになりますので今後の支援に役立てていくことにしています。

これからは福祉が地域の基盤としての役割を担うことになりますので、受け身の取組からポジティブ福祉へと転換し、わかりやすく、期待される存在になれるように進めていきます。

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