ブログ

今年も24回目のブログです

「障害福祉の現場報告」として毎月2回ブログを書かせていただき、今年も無事に24回目となりました。この年齢になると記憶も曖昧になるのでしょうか、一年が驚くほど早く過ぎていきます。今年初めのブログに「初夢はロボット」と題して、近い将来AIやdeep learningが進歩して、新たに人型ロボットが産業界だけでなく、私たちの生活の場にも登場する時代になりそうだと書かせていただきました。私どもの障害福祉の現場でもロボットを活用した取り組みとして、若い方に制御用のプログミングの習得を目的に講座の開催を進めています。

また1年前に購入したソフトバンク社のPepperの設定などができるようになりましたので、社会的な事業化に向けて関係者と調整ができる段階まできました。そのような折にソフトバンク社からPepper10台を3年間無償で貸与していただくことが決まりました、社会的に活用するCSR活動の一環の取り組みですが、とてもありがたいことであり、また初夢が実を結びました。

また、7月には皆様のご協力をいただいて念願の木造5階建ての、ぷろぼの福祉ビル(Fellow ship center)が完成しました。このビルはCLT工法による日本で初めての木造建築物になります。“人に優しい職場環境をつくる”ことを目的に、地元奈良の木をふんだんに使用した建築にこだわりました。内装仕上げ材に赤目の杉板を使い、壁厚を39cmにしたことで室内の空気感を安定して保つことができました、しかも意外なほど外の雑音が聞こえませんので、静かな環境を維持することもできています。

私はこの安定した空気感と静かな環境で4か月ほど業務をしていますが、例年には秋の花粉などでアレルギー反応が出るのですが、今年はまったく症状が出ませんでした。不思議なことかもしれませんが、私にはとても良い環境だと感じています。今後はそれを科学的に実証する取り組みをしていきたいと計画しています。

障害のある方が安心して、長く働くことができる職場をつくりたいとの思いで、ぷろぼのではITセンター事業を進めてきました。それをさらに発展させて、地域が必要としている業務を担うことができることを目的に「あたらしい・はたらくを・つくる福祉型事業協同組合」(あたつく組合)を1月に設立しました。奈良の社会福祉施設やNPO、個人事業者や民間企業が参加した日本初の多業種組合です。主に行政からの優先調達制度の業務の受託や障害者等の雇用の促進を進めています。1年が経過し30社を超える皆様が参加いただき、定例の運営委員会を開催することで、参加企業の一体感や目的の共有化が出てきており、ようやく奈良特有の独自商品の開発なども始まっています。今年は、なにかと初めての取り組みがありましたので、試行錯誤とともに多くの方のご理解とご支援をいただきました、感謝、感謝です。また今年もお読みいただいてありがとうございました。来年に向けて職員一同、新たな挑戦をしていきますのでよろしくご協力の程お願いいたします。

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