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「CLTBOOK」の発売記念式

奈良に秋の深まりを告げる正倉院展が始まりました、木々によってはすでに紅葉が始まり、風情が増す季節になりました。

すでに木造のぷろぼの福祉ビルが完成し、事業を開始して3か月が経ちました。この度、ビル建設のはじまりから竣工までをまとめた「CLTBOOK」を出版することになりました。皆様に感謝の気持ちを込めて、「CLTBOOK」の出版記念式を11月1日(火)15時から、ぷろぼの福祉ビルで行うことになりました、テーマは、「森から街への木の旅」~Fellow Ship Centerができるまで~です。

「CLTBOOK」は、私どもがCLT工法による都市型の木造ビルを、日本で初めて建設することを決めた時点で、建築の経過や思いを記録としてまとめ残すことを想定して、制作に取り組み、専門家の視点で「ぷろぼの福祉ビル」を文章や画像で表現したものです。多くの方のご協力をいただいたことの感謝をお示しするために、50社を超える企業名と400名以上の方の氏名も掲載させていただきました。

制作企画は、クリエイティブディレクターが坂本大祐さん、アートディレクターは長岡綾子さん、撮影は西岡潔さん、編集ライティングが阿南誠子さんに担当していただきました。出版記念式には、この「CLTBOOK」制作メンバーが集い、講演をしていただきますので、制作企画への思い、狙い、工夫、また苦労話などをお聞きするいい機会になります。ご都合の良い方はぜひお立ち寄りください。

すでにこの木造ビルでは7月19日から福祉事業が始まっています。設備や什器類が揃い、障害をお持ちの方が就労に向けて訓練をしています。また働く場では訓練で習得した社会人スキルや技術を活用して、精力的に働かれています。また就職訓練前の自立訓練や障害児向けの事業も追加することができましたので、利用される方の程度や思いに応じた福祉サービスを的確に提供できる体制が整ってきました。

見学などで木造ビルに立ち入られた方は皆さん、“いい香りがしますね”、“暖かい気持ちになりますね”、“落ちつきますね”などと伝えてくれます。関係機関の方からも同様の感想をいただいています。木造福祉ビルで“人にやさしい職場環境を整備したい“、との当初の思いに少しですが近づいています。「ぷろぼのらしい福祉」づくり、これが私たちが目指す方向です。

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