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幸せの福祉

4月14日の夜に大きな驚きと不安が交錯したニュース速報が、飛び込んできて熊本地震を知りました。その後の報道で、現地の痛々しい状況がつぶさに伝えられています、マグニチュード6.5、震度7に、なぜ、今、熊本なの・・、との思いを持ちながら、崩壊した家屋や橋、道路を力なく眺めていました。2週間が過ぎてもまだ全容が掴めないほどの大規模な地震災害になり、多くの方が避難生活をされています、そのご苦労とお気持ちの大変さを痛感しています。月並みですが一日も早い復興とお一人おひとりの日常が戻ることを心から願うばかりです。

ぷろぼのでは、早々に皆さんと話し合い募金箱をつくり、微々たることなのですが、職員間や街頭での募金活動を始めました。道行く多くの方から温かいご寄付をいただきました、たまたま熊本県出身の奈良クラブの堤選手にお願いして、義援金としてお届けさせていただきました。また奈良にも活断層があるとのことで、熊本地震ほどの揺れがくるとさらに多くの被害がでるとの報道があり、災害に対する対策と準備をする意識が一段と高まっています。

福祉施設の役割に災害時の福祉避難所の指定があります、主に地域の福祉的な支援が必要な方の受け入れと的確な対応が求められています。ただそれも行政から以前に一度だけ簡単な依頼が来たのみで、いざ災害の時に具体的にどのような対応が求められ、どの程度の受け入れができるのか等不安もあり、具体的なものではありません、福祉の現場として、私どもも自主的に積極的な対応策を作っていく必要性を感じています。

福祉は、福も祉も共に幸せを意味する語になります、これは個人の幸せと社会の幸せを表現していると理解しています。人が「社会」をつくるきっかけは、生物的な要素以外に共に協力して住みやすい生活環境をつくりたいとの思いから始まったと理解しています。そこには相互の理解や協力が不可欠になりますので、そもそも論を振り返り、今の時代に必要な社会づくりを進めていきたいと考えています。

人はともすると競争や戦いを優先し、序列を作り敗者や勝者を作りたがりますが、それも進歩の面では重要な要素ではありますが、この機会にそれだけでなく誰もが安心して暮らすことができる、考えや仕組み、また運用についても、私たちが深く考える時が来たように理解しています。ぷろぼのはこれからも「福祉」を基軸にして日常の幸せを求めていくことにしています。

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