ブログ

師走がきました

かれこれ67回目の年の瀬です。秋が深まり、陽が短くなり、夕方5時の薄暮は、なぜか忙しい気持ちを増すことになります。のんびりと一日を楽しみたい私は、いつしか冬至が待ち遠しく思うようになってきています

一年を振り返る時期に、どうだったかな・・と思い返しています。大きな取り組みとしては、

○「木造福祉ビル」の建設が具体化し、新たな建築材のCLT工法を採用するための検討や資金面、有効な活用法などの準備を進めたことがあります。春には基本設計ができ、夏には建築確認をいただき、秋には入札後に建設業者が決まり、工事が始まりました。今は来年3月の竣工に向けて土壌改良などの基礎工事が急ピッチで行われています。

○奈良の若手の企業家や福祉などが連携して、地域循環型の組織として「福祉型事業協同組」を設立する取り組みです。数年前から毎月企業家を招いて、勉強会を開催してきました。福祉だけでは障害者の就労及び地域自立を実現することが難しく、多くの産業分野の方々との連携や協力をいただくことから、可能性が広がる・・として取り組みをしてきました。おかげさまで、設立時に20社ほどの参加及び協力をいただくことができました。これから連帯して、奈良の仕事は奈良でする、これをテーマに事業を拡大していきます。

○障害福祉事業が若手の職員を中心に、本格的に、高い精度で実施できる態勢が整ってきたことです。ぷろぼのは創業10年を迎えて、自社で育った職員が自動し始めたことをうれしく思っています。またこの間多くの関係機関の方のご協力とご理解をいただいたことに、あらためて感謝申し上げます。これからも基本を大切に課題の共有化を進めてまいります。

○成果としては、就労支援プログラムの開発です。障害者の一般就労を支援する多くのプログラムを、アセスメント、トレーニング、マッチングに体系化し、個々に健康、生活、社会性、就職技能に応じて、具体化していきました。障害や思いによって利用される方の希望や能力は多様なので、実践を経てそれに的確に対応するシステムに仕上がりました。また障害児のための社会性を育成するためのプログラム開発にも取り組みました。10代の社会脳が育つ大切な時期に、感覚の統合化や必要な知識と経験の醸成などを、わかりやすく、しかも楽しく体感できるメニューづくりを心がけてきました。

今年も長期計画に従って、年度の事業を推進しています、担い手の中心は若手の職員です。彼らが想像を超えるエネルギーと豊かなイメージングにより、障害者の就労自立や、働く場づくりを具体化してくれています。今年は「自動」をテーマにしてきましたが、大きくギアチェンジができたようです。

Page Top