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新時代への進化

戦後、毎年のことですが8月15日は先の大戦の終戦日になります。想像を絶する戦死者をだし、広島や長崎には原子爆弾が投下され、10万人を超える一般市民が犠牲になりました。我が家は愛媛の田舎でしたので、直接戦争の被害は多くありませんでしたが、それでも報道を見るにつけて、けっして戦争をしてはいけないと心に刻んでいます。

有史以来、なぜか人は戦いを繰り返しています、紀元前のエジプトに始まり、三国志、十字軍の戦い、植民地時代さらに第一次大戦、ベトナム戦争など、まだまだ歴史上に登場する戦争は多くあります。戦の主な目的は食料や領土、エネルギー、資源などの略奪や民族、宗教の主権争いなのですが、そろそろ武器を持ち、人間同士が殺しあう戦は終わりにしたらどうでしょうか、奪い合うことから相手を思いやる、「お互い様」の心を持って、分け合うこと、認め合うことの次元に進むことを願っています。

先日、生駒市の小紫市長が職員と一緒に、新大宮事業所にお越しになりました。障害福祉の事業をさせていただいてから、行政の長がお越しになったことは初めてのことです、大変名誉なことで感激しております。障害者が就職を目指して訓練を受けている場では、近年の利用者の特性から、職業技能だけでなく障害のこと、生活面や社会性のことなどもプログラムしている点を見ていただきました。また働いている場では、中古PCのメンテナンスや、記帳業務、HPや印刷物の制作業務なども見ていただき、多様な業務内容があることをご認識いただけたと思います。

生駒市の障害福祉の施策は、とてもわかりやすく明確で、複雑な制度や地域資源を体系的に整備されていますので、私ども事業者は方針に沿ってより良い準備をすることができます。また福祉と教育や医療との連携や情報の共有化などについても興味深い取り組みが行われています。新たな時代のリーディングタウンになることを期待したいものです。

これからは、社会を構成している行政、市民、企業や団体などが相互に連携し、一体化することの必要を感じています。新たに「公共」の仕組みを構築し、役割を担うことで、住みやすい町づくりを目指したいものです。そのためには新時代に向けて、「人」が戦いから脱皮し、平和な社会を構成することができる生き物に進化することが大切です。私どももその一員に参加できるように、進化して役割を果たしていきたいと考えています。

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