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自動な人たち
ついに来ました、連日35℃の猛暑、朝から甲高い蝉の鳴き声と連動して、「暑い」が降りそそいできます。若いときは、夏に好きなものは「山」、「海」どちらですか?の問いに、瀬戸内海の海辺で育った私は、「海」と答えていたのですが、50才を超えてからは、「夏は山」になり、2000m級の山の冷えた空気が最高の癒しになってきました。
こんな夏なのですが、ぷろぼのでは、「夏は海」と答える若い職員たちがいて、たくさんのイベントや祭りを準備しています。障害のある子どもたちと一緒に淡路島で1泊のサマーキャンプの企画があり、なんと5月から参加する職員が定期的に集まって細かな計画づくりをしています、すごい熱気です。
先日は、生駒のコミュニティセンターで映画鑑賞とWorkshopの会をしました。映画は、発達障害のある若者の生きざまをリアルで少しコミカルに描いた、「シンプルシモン」です、アスペルガー障害の特性を日々の生活と連動して描いているところが、わかりやすく親近感がありました。Workshopは冠地情さんのエネルギッシュで共感が持てる講座で、約120人の方がいつの間にか引き込まれていく感が素晴らしかったです。
次は、8月に実施する、「こどもとパソコンの大冒険記 ~奈良から海外へ~」の講座です。ぷろぼのが事業にしているパソコンを修理する福祉3Rセンターの見学とパソコンの分解と修理をする体験があります。みんなで中古パソコンをリサイクルして、海外の子ども達にとどける取り組みなのです。この講座も大人気です、私の時代は、パソコンではなく鉱石ラジオ・・でしたが、懐かしく思い出しながら、子どもたちの興味は世代を超えて同じなのだと感じています。
継続中の企画に、「東吉野ボランティアワゴン」があります。これは東吉野村で「農業を興して村おこしを!」を合言葉に、自然に囲まれた場所に畑を借りて、特産品であるヨモギの栽培を始めています。4000㎡の畑の雑草をとり、新たにヨモギを植え付ける作業をしています。奈良市と橿原市からボランティアワゴン(専用車)を走らせ、みんなで農作業をするイベントなのです。汗と土にまみれて働く達成感は最高なのです、参加ご希望の方はHPをご確認ください。
まだあります・・、FAAVO奈良(奈良信用金庫様とFAAVOの共同事業)、クラウドファンディングが新設され、その第一号にぷろぼのがエントリーしました。障害者が働く記帳サービス事業で使う専用ソフトやパソコンを購入するための資金調達です。20万円を目標にしていますが、たくさんの方に応援メッセージをいただいています。ご支援いただける方はHPをご覧ください。
このように若手の職員たちが、呼びかけ人になり、計画立案、予算設定、実施といったステップを、「自動」しています。福祉的な社会を目指した取り組みを自発的に進めてくれています。ぷろぼのという団体が自前のエネルギーを持ち始めています、これからが楽しみです。