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生駒事業所のお披露目会

ぷろぼのの本部がある生駒事業所が、1月に近鉄線の生駒駅前の新しい事務所に引越しをした。4年間の活動を経て念願の駅前の良い場所に移転することができた。ぷろぼのの多くの利用者は「事務職」を目指して、IT技能の習得やコミュニケーション力を身につけるために職業訓練を受けている。ここには生駒市在住の方だけでなく、近郊の市町からも来られている。交通手段は主に電車なので、駅前であれば、歩行に障害のある方にも最適な通勤環境である。また事業所の清潔で事務所のような雰囲気づくりも利用者が、快適に訓練を受けるには重要な要素である。今回は奈良県の障害福祉関係の特別助成制度の基盤整備事業を一部利用し、それでも足りないので現在、1階のトイレや車いす用の入口ドアの設置、2階部分は全面改装できないままの状況でスタートすることとした。
当日お越しいただく方に気持ち良く訓練の内容を見ていただくために、事前に職員と利用者が相談して、来賓者へ笑顔で挨拶することを決め何度も練習をした。さらに説明用の資料づくり、入口ドアのデザインPOPの作成などの準備をして、2月18日(金)10時からお披露目会が始まった。
お見せする主な内容は、毎日の訓練に使用している「就労支援プログラム」である。
1.利用者の職業能力を評価するジョブアセスメントの「チャレンジプログラム」の紹介。これは利用者の障害特性や性格的な特性を評価するためのもので、職場を模した業務を数種類準備して、最大6ヶ月間行うものである。
2.トレーニングのメニューから、パソコン技能の「IT基礎訓練」の紹介。これは主にパソコンの基礎的な技能である、タイピング、データ入力、Word、Excelなどの基本ソフトの操作を習得するものである。
3.ジョブマッチングとして、事業所内をバーチャルオフィースにして行う「ワークプログラム」。これは実際に受注している業務を使って行う訓練である。これは仕事で大切な責任観を養うために行う。この日は、ネット販売で正式に受注をいただいている商品の梱包から伝票作成、売上管理、発送業務などを行う。また幅広い業務に対応できるように軽作業の内職なども行っている。
お越しいただいた方は、生駒市内の障害福祉の事業者、相談支援センターや養護学校の方、奈良県庁の福祉担当の方、また京都の相談支援センターの方も来られました。予定より多くの方が来られたので、大変ありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。
ようやくスタートした生駒事業所は、4月から就労移行支援事業が20名定員(現在10名)に拡大します。徐々に整備がすすんできた「就労支援プログラム」を分かりやすく、活用することで、多くの方が就職できるようにさらに支援を行います。

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