奈良の福祉グループぷろぼの > 基礎・応用訓練について

基礎・応用訓練について

IT基礎訓練

 Word、Excelなどのoffice系ソフトのスキル習得を目的とした訓練です。毎日のタイピング練習、Word、Excelの課題、そして全体的な学習を終えた後には、それぞれの力に応じてパソコン検定(5級~準2級)の取得を目指します。

 タイピング練習は毎回の作業の最初に行います。タイピングスキルはパソコン作業の基本であり、いくら打つのが速くても、間違って入力したデータを戻って訂正していると、逆に遅くなってしまいます。そのため、最初はゆっくりでも正確にタイピングをすることを目指し、慣れてくれば少しずつ速く打つことを意識して練習します。

 Word、Excelの基本操作は、テキストに沿って学習を進めます。ビジネス文書やチラシ、表やグラフが作れるようになれば、一般事務の仕事に役立ちます。また、軽作業であっても、出退勤や記録をパソコンで入力することもありますので、パソコンに慣れておくと仕事の選択の幅が広がります。
 Word及びExcelの基本操作の学習を終えると、次にパソコン検定の勉強をします。パソコン検定の科目にはOSやネットモラル等もあり、パソコンのことを総合的に学ぶことができます。また、パソコン検定に合格すると履歴書に書くこともできます。

仕事上必要なビジネスマナーや職場の基本的なルールを学習します。

 挨拶やお辞儀、敬語、報告・連絡・相談というどの職場にも必要な基本的なマナーを知識として学習し、ロールプレイ形式で練習します。より応用的な内容へ進むと、電話応対、来客対応も練習します。また、身だしなみについて学習し、スーツ着用時に気をつけることやネクタイの結び方などを学習します。

講座を通じて学習したことは、講座内だけではなく、他の訓練においても実践し、習慣化を目指します。

SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)とは

 SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)は、コミュニケーションに苦手さを感じている方向けの訓練です。コミュニケーションの基本である日常会話をテーマに、会話の基本的スキルを学習し、習得を目指します。

訓練の中では、会話の基本である「話す」・「聞く」のスキル向上を中心に取り組み、参加者の力と課題に合わせて、具体的な練習場面やテーマを設定しています。取り上げたテーマの例としては、人に話しかけるタイミングや話題の選び方、話を聞くときのあいづちなどがあります。

 ロールプレイ形式による練習を基本としており、その他に、共通の話題を設定し、テーマにそって話す練習や、自由な会話の中でそれぞれが練習課題に取り組む応用的な練習を行います。

① ウォーミングアップ
(深呼吸やしりとり、連想ゲームなど。話すことへの緊張を和らげます。)

② ロールプレイ
(それぞれの目標行動を、会話場面で練習します。)

③ お茶の時間
(休憩時間として、リラックスして自由に話す時間です。)

④ 色々な話題で話す時間
(決められた話題を話すことや、人の話に合わせて話す練習です。質問や聞く姿勢も意識します。)

⑤ 自由な話題で話す時間
(応用編として、2~3人のグループで自由な会話をします。その時には目標行動を意識します。)

 

就職に向けた準備を進めるプログラムです。

就職活動及び就労に必要な知識を学習し、履歴書作成、模擬面接を通じて就職に向けた準備を進めるプログラムです。

障害者雇用と一般雇用の違いや手帳制度、就労時に得られるサポートなどを知識として学習することで、就職活動に向けて、自分がどのような働き方をしたいかを考えます。また、就職活動のための知識として、ハローワークの利用の仕方、求人票の見方などを知ります。講座を通じて自分の長所や短所を考えて整理し、履歴書を作成します。

第1回 働くとは
ワークライフバランス
なぜ働くのか?
働く上での基本
就労についてのアンケート
職業の選択
長所を見つける 短所置き換えシート
長所発見シート
第2回 障害者雇用について 雇用率、障害者求人、手帳、
オープンとクローズ等
制度の紹介 トライアル雇用、
職場適応訓練等
第3回 求人票の見方 求人票の見方、
派遣と請負等
履歴書の書き方 履歴書の書き方、
送り状の書き方
第4回 面接の受け方
練習
入退室の仕方、
面接でよく聞かれる質問、
お礼状等

ジョブガイダンスの内容(全4回)

「チャレンジプログラム」ってなに?

 得意なこと、できること、苦手なことなどの特性や傾向を整理し、自らの特性や傾向、課題を理解するためのプログラムです。職場を意識して作業に取り組み、作業を通じて実践的なビジネスマナーの練習も行います。

チャレンジプログラムは前半(チャレンジプログラム1)と後半(チャレンジプログラム2)に分かれています。

チャレンジプログラム1

 チャレンジプログラム1では、指示者の指示に従い、文字・文章入力作業、アンケート入力作業の入力作業2種と、ボールペン作業、ボルト作業、リール作業の手作業3種の計5種類の個人作業に取り組みます。作業後は、指示者と一緒に作業の振り返りを行います。作業を通じて、客観的評価として『職業能力評価票』を作成し、訓練の方向性や課題、就職の方向性や支援方法を考えることに活用されます。

キーボード入力ドリル

複雑な手順の理解及び
遂行、道具の使用、習熟
による速度や正確性の変
化を評価

やってみようデータ入力

入力の正確性と入力速度を評価。

お茶当番

決められた当番作業にペ
アで取り組み、共同作業時
の対人関係の能力や傾向
を評価。

ボールペン組み立て・分解

指先の器用さや持続力、単純作業・立ち作業への耐性を評価

ボルト組み立て・分解

手先の器用さや作業速
度・正確性を評価。

リール組み立て

複雑な手順の理解及び遂行、道具の使用、習熟による速度や正確性の変化を評価

チャレンジプログラム2

 チャレンジプログラム2では、入力作業1種及び手作業1種の合計2種の共同作業に取り組みます。職場で同僚や上司と共に働くための協調性を養い、それを評価するとともに、並行して自分の特性や傾向、課題を本人とともに整理していきます。

 プログラムを通じて、自らの特性や傾向をまとめた『自己整理シート』を本人と一緒に作成し、得意なことやできることは就労上のアピールポイントとして整理するとともに、苦手なことについて、本人が工夫を行うことや、就労時に職種・業種として回避すること、職場における配慮点として確認します。この『自己整理シート』は、就職活動に応募先に応じて作成する、『ナビゲーションブック』作りに活用されます。

外部より委託した、本物の仕事を体験するプログラムです。

 事業所内に設定した「職場」で、本物の仕事を体験するため、パソコンスキルの活用や、ビジネスマナーの実践、仕事意識を持つことなど、他の訓練で習得したことを実践する場になります。
作業には、軽作業、データ入力、検品など、様々な作業があり、各作業にチームで取り組むことで、他者と共同で作業することを練習します。その際、チームリーダーとして作業チームをまとめることもあり、仕事に対する自主性・積極性を養うとともに、作業の取りまとめを任されるという経験を積むこともできます。個人作業時には、上司として設定されている職員との適切なコミュニケーションを練習する場ともなっています。

IT上級訓練

HTMLやCSSを活用したホームページ制作やデータベースを学習し、ITの専門的な知識と技能を身につけます。

まず、テキストで基本的な知識・技能を学習し、基本的なスキルを学習・習得します。スキルの習得後、実際の仕事に近い課題に取り組むことやホームページ制作に関わる事業所内実習へ参加することで、実践的な経験を積み、スキル向上を目指します。

企業実習に行く前段階として

 基礎訓練が終了し、企業実習に行く前段階として、仕事に近い形の作業を行う訓練です。基礎の訓練ではできるだけ具体的にわかりやすく指示を出し、伝える時もメモが取りやすいようにゆっくり丁寧に言いますが、実際の仕事では大雑把な指示を早口で言われることも多くなります。それまでにチャレンジプログラム等を通じて整理した「自分の課題の練習」や「苦手なことへの工夫」を意識しながら、プログラムを通じて訓練と実際の仕事のギャップを少なくすることを目指します。より仕事に近い形の指示や、期限の決められた作業などを行います。

ワークプログラムには、個人作業の「会計ワークプログラム」及び「一般事務ワークプログラム」、グループ作業の「グループワークプログラム」があります。

一般事務ワークプログラム

 一般事務職を目指している方が、コピーやファイリング、在庫管理、ビジネス文書作成、お茶くみ等、一般事務でよくある作業ができるようになる為のプログラムです。基礎訓練では1つずつ順番に指示を出しますが、ここでは毎回する作業とスポット的に入ってくる作業があり、自分で仕事の管理をします。

会計入力ワークプログラム

 弥生会計を模したExcelの表に、5つの箱を使って、入力漏れや紛失なく、確実に入力できるように訓練します。会計の仕事を切り分けることで、入力が速く正確であれば、仕訳ができなくても仕事になると考えています。仕訳された会計伝票の入力作業が正確に速く入力できるようになれば、得意なこととしてアピールしていくことができるのです。

グループワークプログラム

 ぷろぼのの訓練は個人作業が多いのですが、ここではグループで協力して作業をします。作業を通して他の人との関わり方、仕事の分担の仕方等を練習していきます。自分達で考え、メンバーと話しあい、共同作業することで自ら成長する力を引き出します。
また、実際の仕事に近い形で作業指示をし、締め切りを伝えて作業していただくことで、作業の見通しを立てる力をつけていきます。

外部より委託した、本物の仕事を体験するプログラムです。

 事業所内に設定した「職場」で、本物の仕事を体験するため、パソコンスキルの活用や、ビジネスマナーの実践、仕事意識を持つことなど、他の訓練で習得したことを実践する場になります。
作業には、軽作業、データ入力、検品など、様々な作業があり、各作業にチームで取り組むことで、他者と共同で作業することを練習します。その際、チームリーダーとして作業チームをまとめることもあり、仕事に対する自主性・積極性を養うとともに、作業の取りまとめを任されるという経験を積むこともできます。個人作業時には、上司として設定されている職員との適切なコミュニケーションを練習する場ともなっています。

面接練習

 面接練習は、就職活動の準備中の方や就職活動中の方を対象に訓練を行っています。
面接官役を職員が行い、利用者が順番に面接を受ける役を行います。面接を受けない人も、他の参加者の様子を見てアドバイスをしあいます。
入室の仕方や退室の仕方や、かばんやコートの持ち方、挨拶の仕方といった面接の立ち振る舞いから、着席後の受け答えまで、繰り返し練習します。面接室には別の利用者が同席するため、個人的な質問は避け、「長所」「短所」「仕事のモットー」など、就職面接でよく聞かれる質問に答える練習をします。
面接練習を繰り返すことで、面接を受ける上での課題を整理し、改善を目指します。

模擬面接会

 各事業所の面接練習とあわせて、法人全体で年数回、模擬面接会を開催しています。模擬面接会は、参加希望者が、自分で面接会の予約を電話で行うところから始まります。場所も法人の建物とは違うため、面接の場所を調べ、面接時間に合うように訪問することを練習することができます。
面接会では、普段面識のない他事業所の職員が面接官役を行います。障害特性に関する質問や経歴など、個人的なことについても質問するため、より本番に近い緊張感で面接を体験することができます。
面接後には、面接官の評価を基にした、改善点のアドバイスを受けることができ、その後の訓練や実際の面接へと活かす事ができます。また、面接練習から模擬面接会、そして実際の就職面接へと、練習を積み重ねてステップアップしていく仕組みとなっています。

キャリアコンサルティング

 就職活動の第一歩は、履歴書と職務経歴書の作成から始まります。キャリアコンサルティングは、履歴書及び職務経歴書の作成を支援する目的で。年数回開催されます。あらかじめ準備した履歴書・職務経歴書をもとに、面談方式で40分程度行われます。
面談では、書式や内容、表現を整えるためのアドバイスを受けます。色々な人の目に触れることで、読みやすい・伝わりやすい履歴書・職務経歴書を意識した、よりよい書類を作成します。

ビジネスマナー、ジョブガイダンス

就職活動及び就労に必要な知識を学習し、履歴書作成、模擬面接を通じて就職に向けた準備を進めるプログラムです。
面接の練習は、就職活動の準備中の方や就職活動中の方を対象のプログラムです。
入室の仕方や退室の仕方や、かばんやコートの持ち方、挨拶の仕方といった面接の立ち振る舞いから、着席後の受け答えまで、繰り返し練習します。

キャリアコンサルティング

各事業所の面接練習とあわせて、法人全体で年数回、模擬面接会を開催しています。参加希望者が、自分で面接会の予約を電話で行うところから始まります。場所も法人の建物とは違うため、面接の場所を調べ、面接時間に合うように訪問することを練習しています。
キャリアコンサルティングは、履歴書及び職務経歴書の作成を支援しています。

企業見学、企業実習

基礎訓練期から、定期的に企業見学を開催しています。特に就労経験のない利用者が実際の職場や仕事の様子を見学することで、仕事に対するイメージをつけることや仕事意識の向上に繋がります。

就職後のアフター支援

正式に就職が決まりましたら、6か月間のアフター支援を行っています。定期的に職場に訪問し、仕事で頑張っている様子を見させていただいています。また仕事全般についての相談などもお受けしています。
また、法人が実施するイベントなどの案内をお送りして、お時間のよい方は自由に参加されています。