農業事業

大和農芸グループ

平成27年度より古都奈良を大切にする 『大和農芸』事業部がはじまりました。

大和高原に広がる茶畑を舞台に、農作物の生産が主な業務です。
肥料も農薬も使わない自然栽培の三年番茶は、生産量を右肩上がりで伸ばしています。大和農芸事業部では、今期は三年番茶畑の1ヘクタール管理業務を行います。

業務の中心は放棄された茶畑の草引きです。茶の樹より高く生い茂った笹は、のこぎり鎌で刈っていきます。笹は刈った後は尖ると危ない上、作業場所も急な斜面なので、安全第一でゆっくりと作業しています。身体が動作をしっかりと覚えるといつの間にか手早くなるので、それまではゆっくりと作業していきます。茶畑によっては、へくそかずらの根を取っていく作業があり、地面に這いつくばって、ひも状の蔓をたどって根の塊を取り除いていきます。また別の茶畑には、シダが茶の樹の上に生い茂っていて、根ごと引き抜いていきます。

土をつくり、種を蒔き、育て、収穫し、食べ、保存する―。一連の園芸活動の中には、私たちの暮らしに欠かせないさまざまな生活要素や運動機能が含まれていす。身体を目一杯動かすことによって、ぐっすりと充実した眠りが可能となります。
また、うれしい、きれい、懐かしい、悲しい、静まる、おいしい、よい香り、いい手ざわりなど、五感に訴えるものが多く含まれています。
こうした園芸活動が持つ特性を、心や体のリハビリ、社会復帰、生きる力の回復などに役立てます。

日本の多くの茶園ではヨーロッパへの出荷が不可能なほど、大量の肥料・農薬を散布しています。しかし、大和農芸事業部では肥料・農薬の散布を行いません。河川上流域の茶園が綺麗になれば、山河の生き物たちはイキイキと花咲き、流入する海の環境保護にも大きく寄与します。
 大和高原での農作業を通して、世の中の多くの人々が健康で幸せに生きることに、貢献していきます。

東吉野農芸グループ

東吉野村では、「よもぎ栽培」をスタートしました。
有機栽培による、よもぎ畑の耕作を継承することで、耕作放棄地の解消に貢献すること及び生物に安全な環境を維持する取り組みに繋がります。

自然の中での農作業は、障がいのある方々にとって、心身ともにリフレッシュできる場・社会に繋がる場・生きる力を与えてくれる場となっています。

休耕地からの栽培であったため、まだ寒い時期からの圃場準備、床つくり(畝立て)に続き、よもぎの植え付けを行いましたが、植え付けてからの管理が尋常ではありません。

雑草抜き(よもぎを残して雑草のみ除去していく)に追われ、猪・鹿・兎から守るための対策にも追われ(防護ネットを張り巡らします)と、これらを生業とされている方々のご苦労を肌に感じながらの作業が続いています。

それでも笑顔で作業に従事する障がいのある方々を見ていると同じように作業に取り組む職員も頑張らねばという励みとなります。
よもぎ製品が東吉野村のブランド産品となり、広く奈良を知らしめることに繋がるように今後も取り組んで参ります。